『蒼穹のファフナー』第3話
赤紙、召集令状、あまり見たくない物が沢山出てきましたね。
29年も前に消滅したと言う日本、それよりも更に早く地図の上から消えた竜宮島、そして「人類からも隠れるなんて、気が引ける」と言う台詞。世界は一体どうなっているのだろうか。『蒼穹のファフナー』第3話のレビューをお送りする。
第1話、第2話で起こった戦闘をきっかけに新国連(と言う事は旧国連もあると言う事だ)の偵察が厳しくなり、竜宮島は島自体を動かすと言う事態に追い込まれる。そしてマカベ指令は戦力増強の為にファフナーのパイロット候補を挙げる事をトウミ医師に依頼する。次々にパイロット候補の親達に渡される召集令状、困惑する者、追いすがる者、光栄だと喜ぶ者、どうしても子供に言い出せない親もいる。トウミは自分の子供がその候補に入っていながら身体的ハンデを負っている事から後方任務につく事になる事を素直に喜べない。当然だろう。危険にさらされるのは自分の子供だけではないからだ。初めてアルビスの基地内に入るパイロット候補生達、そしてマヤはパイロット候補生達の記念写真を撮る。(この写真は第3話の予告編の最後にコルクボードに貼り付けた形で放映された物だが、ああいう風に使われてしまうと「最初に死ぬのは誰だろう」とか思ってしまう)他の候補生が初めての任務に戸惑う中、カズキは基地内で赤い色に輝く少女を見かける。カズキを誘うように地下へと移動していくその少女の招きに応じるカズキはそこで目にするのだ。ワルキューレの岩戸(天岩戸みたいな物か?)、そしてその奥で赤いカプセルに収容された少女を。彼女がカズキと接触する事で島のシステムは起動するのだが、フェストゥムは再び竜宮島を襲う。そして最悪のタイミング現れる新国連の探索機。マカベ指令に探索機を囮にしてその間に島を移動させると言うソウシの案を採用、再びカズキはファフナーで飛び立つ。
自分の子供に問答無用にやってくる召集令状、それは第二次大戦の召集令状を模したのだろう赤い色の令状だ。これは良く言われる事なのだが、実は国家にとって最も安価な兵器は歩兵である。だから戦争になれば兵器以上に大量の歩兵が招集されるのだが、その事が何を意味するのか考えて頂きたい。日本は着々と自衛隊を強力な軍隊に仕立て上げた。これで兵役義務が加わればもういつでも戦争が出来る状態となる。それにしてもブリュンヒルデシステムが立ち上がった時にオペレータが口にした「ソロモンの予言」とは何だろうか。この作品のネーミングは有名な『ニーベルングの指環』を基にしている事から『指環』をきちんと見直せばかなり面白く観れるのかも知れない。
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Posted: 月 - 11月 15, 2004 at 11:20 午後