『冬の新作 First Impression』第一弾


皆さまお楽しみ(だといいなあ…)、新作アニメーションの第一話を一刀両断にする恒例の『冬の新作 First Impression』第一弾です。今日のお品書きは『MEZZO』『B-伝説バトル・ビーダマン』『ごくせん』『攻殻機動隊』の四作品です。

ARMS『MEZZO』
鬼才、梅津泰臣が原作・監督・キャラクターデザインを一手に手がけるオリジナル作品。スピード感のある演出と、アメリカ受けしそうな原色を前面に出した色使い、そして主人公の女の子がきゃしゃでないのが印象的。危険代行業DSAを営む主人公ミクラを含む3人トリオの活躍を描く純アクションもの。第一話はかつての思い人を殺した元同僚を追う元研修医アサノを思い人の残留思念(?)から止めるように依頼された3人のドタバタを描く。絵のクオリティーは上、設定は上の下、演出は上。ブツの取引をする裏組織とかつ上げする小学生を並べて出す辺りかなりブラック。レビュー対象候補とする。

日本アニメディア『B-伝説・バトルビーダマン』
原作は小学館コロコロコミックに掲載。異世界ビーダワールドで行われる競技ビーダマンが大好きで自称猫に育てられた(人間の育ての親もちゃんと居る)主人公、ダイワ・ヤマトと伝説のビーダマン、コバルト・ブレードの活躍を描く。トラブルが起きた時にはビーダマンで解決すると言う異世界なのだが、何だか良く解らない。がん具を売りたいスポンサーの思惑が見え見え。絵のクオリティーは中の上、設定は下の下、演出も下。いくら何でもいきなり神様が出てきて異世界ビーダワールドの説明をしてしまう辺り演出的に稚拙過ぎる。レビュー対象からは除外。

マッドハウス『ごくせん』
同名のドラマのアニメ化と作品。極道大江戸組組長の娘、山口久美が待望の高校教師になり、赴任した不良高校で、学校を絞め、いやいや神聖な教育に熱意を燃やす教育(?)アニメ。赴任した高校は教頭先生がヘルメットかぶって自衛する程の不良高校。取り敢えず職場では極道の娘と言うのは伏せてある為、喧嘩の仲裁の際には自分のクラスの生徒を気絶させてから不良を絞める徹底ぶり。因みにエンディングが八代亜紀なのが笑える。ドラマが好きだった方は対比が出来て面白そう。絵のクオリティーは上の下、設定は中の上、演出は上の下でスピード感あり。現状は静観。

Production I.G.『攻殻機動隊』
士郎正宗原作の同名コミックスのアニメ版、世界的にも話題を呼んだ『GHOST IN THE SHELL』の設定と世界観を踏襲。特に冒頭にヘリが飛んで、少佐がビルの上からくるっと飛び降りるシーンは映画にそっくり。但しストーリーは別物。第一話は脳殻(要は脳みそ)を入れ替えられた大臣の"一ノ瀬レポート"と呼ばれる機密文書の国外持ち出しを阻止すると言うミッション。CG を多用した映像は世界観にマッチしたものになっており、サイバーテクノ風の菅野よう子の音楽もいい。『GHOST IN THE SHELL』を観た視聴者を最後まで納得させられるか見物。現状絵のクオリティーは上、設定は上、演出は上の下。レビュー対象候補とする。

今後も順次新作をご紹介するつもりなので乞う、ご期待。

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Posted: 木 - 1月 8, 2004 at 05:58 午後