OVA『羊のうた』第2章
「あなたを癒す事が出来るのは…、あたししか…居ないのよ」
発病した一砂、一砂に自らの血を与える千砂。二人の運命は高城の呪われた血によって翻弄されて行く。何処にも行く当ての無い二人の行き着く先は何処なのだろう。OVA『羊のうた』第2章のレビューをお送りする。
一砂と入れ替わりで千砂の元を訪れた医師である水無瀬は千砂との会話の中で一砂が発病した事を知る。水無瀬は千砂が吸血鬼の家系である事を承知で彼女の治療を継続していた。自分には千砂が必要だから、と言うその理由だけで。一方一砂は登校はしたものの、ぼんやりとしていた。友人から八重樫が美術室でぼんやりしていた、と言う話を聞いた一砂は美術室へ向かうのだが、誤って赤い顔料の瓶を倒してしまう。少なくとも一砂の場合赤い色その物が発作の原因になるらしい。偶然やって来た八重樫は彼を見て助けようとするのだが、一砂は自らの血を飲んでその場をしのぎ、八重樫を巻き込む事をすんでのところで回避する。再び高城の家を訪ねて事の次第を千砂に話すと彼女は言うのだった。「あなたを癒す事が出来るのは…、あたししか…居ないのよ」そうしたやり取りの中で千砂は二人で高城の家で暮す事を提案、一砂もこれを承諾する。恐らく荷物をとりに戻った一砂を改札で待っていたのは八重樫だった。彼女は一砂の病気の事を知りたいと迫るが会話の最中に一砂は再び発作を起こす。「血が…居るんでしょう?」彼女は自らの指を切って血を与えようとするが、一砂は八重樫の血を飲む前に気を失い、病院に運ばれる。偶然にもそこは水無瀬が勤める病院で一砂の病気を承知していた水無瀬は八重樫に貧血と説明、八重樫からの連絡で駆けつけた江田夫妻は水無瀬の知らせでやって来た千砂と会い、千砂の口から一砂と二人で暮す事を告げられる。
二人で暮し始めた一砂に千砂は言う「あたし達、もうどうにもならないのよ」と。二人の運命がどうなるのか、OVA
版ではまだ最後まで見ていないので分からないが、現状たった二人で死と向かい合う二人の葛藤が良く描かれている。若干気になるのは一砂の口パクが妙に省略されていてそれが演出なのか、単なる使い回しか分からない事だ。同じ場面に登場する違うキャラクターの口はちゃんと動いているのに一砂だけが動いていないのが何度見ても不思議。演出だとしてどういう意味があるのか疑問が残る。
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Posted: 水 - 1月 12, 2005 at 01:47 午前