みず谷なおき『人類ネコ科』第三巻
「その日の内に亜津美さんを逮捕しに行きますんで」修一郎の方がよっぽどかっこいい気が…(^^;。
「冗談を受け付けぬ鉄壁のフィールド」に守られた舞奈と周りのお姉さま方に結局北斗は振り回されっぱなしだった訳だ。みず谷なおき先生の『人類ネコ科』第三巻のレビューをお送りする。実は主催者は第三巻自体をどうしても手に入れる事が出来ず、止むなく愛蔵版の方を買った。全二巻のコミックスでデータは
Requested Items List
を参照されたい。
突然帰ってきた北斗の両親がまずは騒ぎの火種だったと言っていい。父親は会社でオーストラリア支店長に任じられ、北斗を連れてオーストラリアで永住するつもりで居る。それを知ったヒロイン舞奈は悩む訳だが、北斗の親友の「押し掛け女房」と言う冗談を真に受け、両親に結婚宣言をしてしまう。北斗の家(寮ではない)を訪ねた舞名は北斗の母親にも気に入られ「一緒に来る?」と言う半分以上冗談の言葉に「連れてってください!お願いします」とまで言い出す始末。果ては寮のお姉さま方が北斗を引き止めようと第二巻で撮影された北斗と舞名が同衾(一緒の布団に寝る事。性交渉のあるなしは関係ありません(^^;)した写真を見せた事で北斗の父親は舞奈を北斗と結婚させると宣言。これここに至って北斗の両親、舞名の両親、学校を巻き込んだ大騒ぎへと発展するが、結局は北斗の母親の計らいで北斗は日本に残り、少なくとも日本の大学を卒業するまでの執行猶予をもらう事となる。
季節は過ぎ、高校3年の秋を迎えた北斗と舞奈の所に錦瑞穂(2巻で登場した北斗に惚れている元スケ番)の粋な計らいで二人は仮装で結婚式を挙げ、物語は
Happy End
を迎えるのであった。
3巻目の展開がやや(いや、かなりか?)唐突な感じもするが全三巻と言う
Volume
は読みやすく、また演出もスピード感があってよくまとまった作品だったと思う。何度も書くがみず谷なおき先生の早すぎる死が悔やまれてならない。もし氏が生きていたら、今どんな作品を書くだろうかと思いをはせるのも悪くは無いのだが、やはり本物にはかなわないだろうから。
Previous
| The End of
Story.
みず谷なおき先生の『人類ネコ科』は既に絶版となった作品です。ご希望の方は古書店で御願いいたします。
『人類ねこ科』(ワイド版)第一巻
小学館サンデーコミックス
ISBN4-09-125831-X
『人類ねこ科』(ワイド版)第二巻
小学館サンデーコミックス
ISBN4-09-125832-8
Posted: 水 - 2月 18, 2004 at 01:05 午前