原秀則『G 〜GOKUDO GIRL〜』第二巻


福田官房長官によるとヤクザも納税者だそうですから。

時間が開いてしまったが、『G 〜GOUKUDO GIRL〜』第二巻が発売されたので First Impression をお届けする。第二巻で"鯱(シャチ)"と呼ばれた兵藤組若頭、渡来が復活し、色々といきさつはあるが丸善組の後見を得て関東兵藤組は主人公、兵藤舞を組長として復興する。兵藤組は昔風の筋を通すヤクザとして描かれており、時代を反映して老人介護ビジネスを手がけたり、色々と工夫が凝らされている。
このサイトをご贔屓にして下さっている方は既にお気づきの事と思うが、本サイトの運営者は非常にへそ曲がりである。以前福田官房長官が「暴力団も国民(納税者だったか?)ですから」と言った発言と、この正義感のヤクザを何となく結びつけてしまう。確かに第二次大戦の戦後、昔の仁侠道ヤクザが占領軍の理不尽な行為から体を張って地域の人たちを護った話もあるが、現在そんなヤクザがどの位残っているか疑問である。奇しくも作中で「今のヤクザは"筋"なんかより"しのぎ"だ」と言うシーンがあるが、現在のヤクザの実態を見事に言い当てている様に思う。確かに政治と裏社会と言うのは密接な関係がある(らしい)と言うし、出来れば与党としては関係があっても相手は納税者、と言いたいのだろう。そんな思惑がこの作品を作ったとは思いたくないのだが…。

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Posted: 金 - 8月 22, 2003 at 10:37 午後