羅川真里茂『しゃにむにGO』第一巻


本サイトの常連で、運営者の HTML の師匠、Pirosy さんご推薦の一冊です。先ずは第一巻から(^^)。

世の中に"天才"と言うのはいるものである。凡人が何年もかかって身に付けた事をあっという間に身につけ、そしてあっという間に追い越してしまう。運営者は特に高校時代にそういう人物に多くであった。そして、特に本当の天才同士が出会うと、時として猛烈な化学反応を起す事がある。羅川真里茂先生の『しゃにむにGO』第一巻のレビューを御送りする。
ここで登場する主人公の二人、伊出延久と滝田留宇衣は天才である。延久は陸上、留宇衣はテニス。それぞれの世界で注目を集める15歳、中学三年生である。本当はなんの関係もない二人だったが、延久が大会の帰り道で幕ノ鎌高校テニス部一年の尚田ひなこに出会った事から事態は一変する。彼女に一目ぼれした延久は数々の推薦を蹴って幕ノ鎌高校へ進学。持ち前のバイタリティーでテニス部へと飛び込む。新入部員の中にはクラブの選手登録を抹消し、父親の転勤で千葉へとやって来た留宇衣も居た。ひょんな事から打ち合う事になった二人、勿論留宇衣がその才能の一端を発揮したのは勿論だが、その才能に引っ張られるように延久の野性的な反射神経と運動神経も引き出されて行く。延久は怪我が元で一年留年して同学年となった尚田ひなこのアドバイスで留宇衣に一矢報いると共に、留宇衣のパートナーとしてダブルスでの大会出場が決まる。大会まで後5日…。果たしてまともな試合が出来るのだろうか。
運営者が書くと何とも真面目そうな印象を受けるかも知れないが内容は非常に明るく Pop な感じで印象も良く、また、少女向けの作品では珍しくスピード感のある読みごたえも良い。特に延久の我が侭っぷりと言うか子供っぷりが笑えるのだが、留年して落ち込むヒロインひなこの心を溶かすのもそう遠い将来ではないだろう。本作の作者である羅川真里茂先生は『赤ちゃんと僕』で一世を風靡した方だが、本作も非常に好印象である。是非ご一読をお勧めすると共に、二巻以降も(現在16巻まで刊行済み)順次レビューの予定である。乞う、ご期待。

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Posted: 木 - 1月 15, 2004 at 06:47 午後