二宮ひかる『ふたりで朝まで』第3話


「はじめてえっちしたのって いつ?」

ご存知の通り主宰者は家が仕事場である。つまり嫁さんとはクライアントとの打ち合わせやスタッフとの打合せでも無い限り24時間いっしょにいる事になる。これは自営業を営む方ならほとんど全ての人がそうだと思う。そして家が職場という事は仕事に区切りをつける事が難しく、女性から見るとそれがまた面白くない事があるようである。つまり「自分の相手もして欲しい」と言う時に旦那はずっと仕事をしている、と言う状態になる。多少なら我慢も出来ようというものだが、続くとそれが苦痛になる事もある。二宮ひかる先生の『ふたりで朝まで』第3話のレビューをお送りする。
第2話のなし崩しはそのまま日常となり、そしてエスカレートしていったようで、この第3話の冒頭は二人が同じベッドから起き出すシーンで始まる。ホント、事実上新婚状態の無かった主宰者には「う〜ん、新婚ってこんな風なの?」と思えなくも無いが、兎も角二人は事あるごとに体を重ねているようである。そんな時に真潮の実家から電話がかかってくる。非常に平和的にだが「真潮に家に戻るように」伝えて欲しいという内容である。電話を受けた慎太郎は真潮にこの事を話すかどうかで躊躇してしまう。もし伝えてしまったらこのなし崩しの新婚状態が壊れてしまうからだ。考え込んでしまう慎太郎に相手をしてもらおうと真潮があれこれ話しかけるが思うような反応を示さない慎太郎に真潮が切り札とばかりに持ち出したのが上述のセリフである。
今回のエピソードでは慎太郎に独立の話が持ちかけられたり、真潮の実家からアプローチがあったり、上述のセリフをきっかけにした口論の末に真潮が出ていったり真潮の姉が訪ねてきたりとイベントとしてはてんこ盛りなのだが、兎も角「自分の相手をして欲しい」真潮と「これからどうすればいいか判らない」慎太郎のかみ合わない会話がまるで仕事がはかどらないわが家のようで何だか身につまされてしまった主宰者であった。

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上記の画像は白泉社殿の御厚意により掲載できました。ここに深く感謝いたします。

Posted: 月 - 3月 21, 2005 at 02:55 午前