榎本ナリコ『ホーム・ドラマ』
『センチメントの季節』よりこっちの方が好みですね(^^)。
『センチメントの季節』等でお馴染の榎本先生の新刊で、先生がレディースコミックスで初めて(と本人が後書きに書いている)大人の恋愛を描いた作品だ。『センチメント季節』等はちょっと読むのが恥ずかしい作品が多かったのだが、今回の作品は落ち着いて読める作品に仕上がっている。
表題作の『ホーム・ドラマ』は若気の過ちで産んだ子供が大きくなって34歳の主人公の女性の元を尋ねてくるお話で、子供を産んだ事がトラウマとなっている女性を結果的に子供の来訪が癒すというストーリーである。表題作のほかに高校時代からの記憶を失った主婦がその事をきっかけに夫との関係を考え直す『私の帰る家』、スーパーマーケットで万引きする事でストレスを解消していた女性とバイトの店員との交流を描いた『スーパーマーケットで逢いましょう』、ストレスから女装に走った上司とキャリアウーマンとの恋を描いた『いつか王子様が』と秀作がそろっている。
この作品を読むと、女性もストレスが溜まってるんだなあと苦笑いしてしまう。男性の職場でのストレスは良く取り上げられるが、女性も人間、ストレスを感じて当然で、少しは嫁さんにも気を使わなければ、と言う気にさせられる作品だった。若干今までの作品と毛色は違うがぜひ一読をお進めする一冊である。
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榎本ナリコ『ホーム・ドラマ』クイーンズコミックス
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Posted: 日 - 9月 7, 2003 at 10:56 午後