冬目景『イエスタディをうたって』第45話


思ったより暴れてくれなかった気が(^^;。

今回のシリーズ連載は今回で一応終わりのようで最初の一話で感じた通り「近況報告的」な色合いが強く、シリーズ連載第2話で掲載されたあおり文句のように「休んでいた分暴れて」くれたのは夏の風物詩である「アレ」位なものだったような気がする。特に浪の心理描写がふんだんに折り込まれていた所は面白かったが、その分リクオ、ハル、榀子の関係に関しては特に進展があった訳でも無く、良い意味でも悪い意味でも「冬目先生らしい」雰囲気だったと思う。
浪が気にする少女の彼氏は手先の技術は優れたものがあるものの、所謂芸術性と言う面では少女に叶わない。その事に苛立ちを覚えていた彼はある日その事を浪に告げると一転してデザイン科へと転科する。

「まあなんだかんだ言って結局逃げた訳です」

と言っているがその心意気や良し、と言う部分もある。自分にとって何が大事で、自分の分をわきまえ、それでも彼女と一緒に居ようとする、「男の意地」を振り回す訳でも無く、一時は彼女との間にいさかいはあったものの、彼女の長所と自分の長所をきちんと理解しての行動は立派だと思うし、浪もその点感じ入る部分があったと思う。勿論彼の行動をどう自分に取り入れ、消化して行くかは浪自身の度量と言う部分もあるけれど。
一方リクオとハルの方は相変わらずと言うか、折角のハルの家へのお誘い(夕食付き)も夏の風物詩である「アレ」を理由に(?)断固拒否するリクオだが、これから榀子や浪も含めてなにがしか関係に変化が起きるのかどうか、取敢ずさっぱり解らないまま今回のシリーズ連載は終了した気がする。取敢ず次のシリーズ連載に期待したい主宰者であった。

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Posted: 木 - 11月 3, 2005 at 09:42 午後