藤崎真緒『お素敵ダーリン』第2巻


第一巻を取り上げたら意外に好評だったもので(^^;。

第一巻の表紙には巻数が載っていなかった事から(恐らくは)一巻で終了するつもりで描き始めたであろう藤崎真緒先生の『お素敵ダーリン』だが、前回第一巻を取り上げた所妙に好評だった(アクセスログを見ると結構な数字が出ていた)所を見ると、出版元である白泉社にも「続編を」と言う要望が多く届けられたのだろう。第二巻が発売されたのでレビューをお送りしようと思う。
前回が大きな区切りで2つのエピソードが収められていたが、今回は4つエピソードが収められており、前回同様、男女を問わず楽しめる内容となっている。特に今回面白いのは第一巻では主人公である芹佳の良き理解者であった実姉の逸子がお邪魔虫化為ている点で、今回エピソードの殆どに逸子が芹佳とダーリン事青くんを邪魔する事でエピソードが開始されている点が面白い。逸子の旦那は小説家であり、常に家に居るにも関わらず〆切りに追い回されて相手にされないのが不満と見えてそれが芹佳の邪魔をする動機になっているらしい(笑)。4話目のエピソードは一転してダーリン事青くんの視点で描かれており、この辺りは時々見かける手法ではあるが、優等生然とした青くんが何を考え、どう動いたかが描かれており、この辺りも好感が持てる。
今回特に印象的だったのが女性が自分の名前を好きな人に呼んでもらうと言うのがどういう意味を持つか、と言う事が(多少オーバーだが)描かれている点で、「なるほどなあ」と納得させられる所が有る点と、第一巻から機転が利く事は解っていたが青くんの行動がかなり確信犯的になってきている所が面白い。また、同じ校内に居るのになまじ Mail 機能のついた携帯でお互い連絡を取り合っているがゆえに行き違いになる3つ目のエピソードは実際に連絡が行き違いになる事が多い経験があるだけに中々にブラック名ものを感じる。前述の通り、男女を問わず楽しめるスピード感のある展開と軽い読み口で「たまには軽い恋愛モノが読みたい」と言う方に強力にお勧めする。

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藤崎真緒『お素敵ダーリン』(2)白泉社花とゆめコミックス

上記の Comics の書影は白泉社様のご厚意で掲載させて頂いています。

Posted: 日 - 1月 8, 2006 at 05:57 午後