再評価!田中ユタカ『愛人[AI-REN]』開始のお知らせ


本日やっと最終巻が発売になった田中ユタカ先生の『愛人』をもう一度読み直したいと思います。

初めてその作品を読んだ時から「この人はいつか大化けするかもしれない」と思っていた。『愛人』を読んだ時、正に田中ユタカ先生が大化けした瞬間だと思った。
『愛人』の第1話が掲載されたのが1999年で既に5年の歳月が過ぎている。田中ユタカ先生のそれまでの作品とは大きく異なり、最近多くの作品からはすっぽり抜け落ちていた(大げさな表現だけれど)「人間の尊厳」「生命賛歌」を感じる作品だった。その『愛人』の第4巻が発売になったのが2001年、最終巻の発売が2004年で最終巻を作り上げるのに3年の歳月を費やしており、多くの描き直しが行われたと思われる。(最終巻は入手済みだが、再度1巻から読み直すまで封印するつもりでいる)個人的にも母親の病気と向き合った2年7ヶ月と『愛人』発売の空白期間がちょうど合致している事、母を看取った事でこの作品のメッセージを少しでもきちんと読み取れるようになったのでは、と言う主催者の気持ちもあり、この企画を始める事にした。
再評価は他の再評価同様一話ずつのレビューと最終的には特集記事として纏める、と言う形で行うつもりである。もう読み終わった方からみるとじれったい事この上ないとは思おうが、田中ユタカ先生が「初めての連載であえて一番難しいテーマに挑んだ」と言わしめた『愛人』に主催者も真っ向挑みたいと思う。

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田中ユタカ『愛人[AI-REN]』 白泉社ジェッツコミックス

上記の Comics の書影は白泉社様のご厚意で掲載させて頂いています。白泉社様に深く感謝いたします。

Posted: 水 - 9月 29, 2004 at 09:07 午後