宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』('03.09.14 掲載)
宮野先生はデビュー作『肌色ソーダ水』がとても印象的で、「面白い作家さんができたなあ」と言う感想を持った覚えがある。『ゆびさきミルクティー』は宮野先生の初のコミックスで、あちこちの HP の評判を見ても好意的に受け止められているのが解る。 表題作の『ゆびさきミルクティー』は不在の姉の代役でウェディングドレスを着る羽目になった主人公の由紀(よしのり)が優等生のクラスメイト水面と幼なじみの女の子ひだりとの間でゆれる優柔不断な男心(二人の前では女装して登場する事もあるので女心か?)を描いた秀作で、女装する事で二人のヒロインの気持ちに近づこうとする主人公の心理描写が巧みに描かれている。また、表題作は現在でも Young ANIMAL で続編が連載中であり、今後続編が刊行になるものと思われるので期待したい。 このコミックスには表題作の他にデビュー作の『肌色ソーダ水』『ナマイキなあまあし』の二作品が収録されており、どちらも不思議な雰囲気を持った秀作なので、まだ読んでいない訪問者の方々には是非ご一読をお勧めする。いまの所発表された作品が少ないので作品のバリエーションが少ないのが若干気になるが、これからレパートリーが広がれば大いに活躍が期待が持てる漫画家である。
白泉社ジェッツコミックス ISBN4-592-13457-5 2003年8月05日初版発行 Copyright(C) Tmochika Miyano 2003 ご購入はこちらから!!
上記のイメージ画は白泉社殿の御厚意で掲載する事が出来ました。ここに深く感謝いたします。
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